例会の一部を特別公開

例会の中身は会員にだけ公開されますが、活動の一端を知っていただくために一部を特別に公開します。

 *月*日、東京芸術劇場小会議室において、例会を行いました。

 最近の例会では、パソコンとプロジェクターを活用して、毎回デジカメ・パソコン講座を開催しています。デジカメやパソコンの初心者でも、「創造ネット」入会後に学ぶことができるので、たいへん好評です。高齢の会員もデジタル写真を学び始めています。もちろん、銀塩写真にこだわり続けている会員も少なくありません。
 このほか、画像データで作品が提出されることもあり、プロジェクターはフル稼働しています。プリントの作品も、各自がUSBメモリーに取り込んで、画像データを事務局に提出し、それをホームページに掲載、会員専用ページで会員にのみ公開しています。

作品合評


合評の様子

佐藤さんの作品

(会員専用ページでは、作品をクリックすれば拡大表示されます)
夏祭り 佐藤
 町の夏祭りと地区の夏祭りを撮った。地区の祭りは参加人数も少なく、のんびりしている。町の祭りは、いろんな人が参加しているが、日常の時間の流れとは違った、のどかなところを撮りたかった。ピント調整は、目測。
主役をはっきりさせる
・巫女さんの緊張感が出ているなど、シャッターチャンスはいいが、主役がはっきりしていないのではないか。
・二人を撮る場合、面白いと思った方に近づいて主役にする。主役と脇役をはっきりさせる必要がある。
・主役を作るというのは、一人だけを撮るということではない。
・大勢を撮る場合も、主役を立てて撮るようにしよう。
・アップは短いレンズで、できるだけ近寄って撮るのがよい。
・広角レンズのアップと望遠レンズのアップでは、迫力に違いが出る。
近づける条件ときには、望遠では撮らないようにした方がよい。
・望遠レンズは、近寄れない時に使うレンズ、あるいは遠近感を圧縮したいときに使うレンズだと考えるべき。
・印画紙が波打っているのは、水洗に時間をかけすぎているのではないか。RCペーパーの水洗時間は2〜3分、長くても5分以内がよい。

清久さんの作品

田植え 清久
 今年の棚田の田植え、地元の小学生が取り組んでいるところを撮ってきた。全校でも100名にならないので、学校の全員が行事として田植えに取り組んでいる。教頭先生が地元 石部の出身で熱心に指導している。3号のストレート焼き。
対象をよく見て、感じて撮る
・いろんな子どもがいるなかで、田植えを頑張っているという子どもの姿を発見して撮っている。“がんばる”が伝わってくる。
・畦に脱ぎ捨てられた履き物が効果的に活きるには、後ろに写っている人物の動きや表情に何かドラマチックな内容が必要だ。この場面では、とくに興味を引きつける内容は写っていない。
・前に撮った場面の二番煎じになっているのでは、つまらない。何か違う要素が必要だ。
・畦の履き物ばかりに気持ちがいって、背景をよく見ていないのではないか。
・場面としてはよいが、今一つ作品に力がないという結果になっている。
・みんなで田植えをしている姿を写すにも、主役が必要。主役になる子は、どの子か、よく見て主役を立てて撮るべきでは。
・田植えの場面は、主役がいないというより、作者が子どもの動作ばかりに引きずられて、ハッと感じた瞬間をとらえるという原点があいまいになったのではないか。


パソコンも勉強しました
 合評と前後して、パソコンの学習も実施、Sさんがメールやデジカメのこと、YさんがLANの設定を学びました。Yさんは3台のパソコンをつなぐために、ルータという機械を入れてKさんの電話アドバイスを聞きながら、自力で設定を試みましたが、インターネットの接続はうまくいくのに、LANでのパソコン間のデータのやりとりがうまくいかないとのこと。例会会場にパソコンを持参して、Kさんにやってもらって、どうやら2台のパソコンを同じLANポートに交互につないで設定したのが原因と判明しました。
勉強したい人は、お膳立てしてくれるのを待つのではなく、自ら計画し、行動しよう
 例会の中で、マルチグレードのプリントを勉強したいとか、パソコンを勉強したいという要望が出ています。 このような話は前から出ていますが、要望のある人が自ら勉強会の計画を立てたり、何日に行きたいけど都合はどうですか、などと行動を起こす人がいないというのはたいへん問題です。
 要望があれば、行動を起こしましょう。誰かがお膳立てするのをじっと待っていて、そのときになって、受け身的に参加しても身にはつきません。例会の会場を午前中から確保すれば、例会の日にもいろんなことができます。勉強したい人はいろいろ提案してください。これからは、役員から提案されるのを待っているという姿勢は絶対に改めましょう。(K)

このほか、会員専用ページでは、写真創作理論、デジカメ入門、パソコン操作入門、お勧め機種など、多くのテキストや論文が公開されています。また、各種の写真教室、パソコン教室も随時開催し、会員専用の掲示板は、会員の情報交換の場として活用されています。さらに、「創造ネット」サイトの中に会員個人の専用ページを確保して、作品発表などの情報発信を行うことができます。

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