尾P−水の色・空の色・生命の色

                 小松崎ミツオ プロフィール
 茨城県石岡市在住
 
 1992年より尾瀬に惹かれて写真を撮り続ける
 尾瀬保護財団友の会 会員
 日本写真協会 会員 
  写真創造集団「創造ネット」会員
 大阪写真専門学院通信科卒業
 
 写真展(個展)
 2000年 「尾P-木々の詩」   東京銀座 日本発色銀座スペース5
 2003年 「心のふるさと尾瀬」 東京新宿 コニカプラザギャラリー (現在のコニカミノルタプラザ)
 

                     作者のコメント
 日本を代表する高層湿原、尾瀬を撮り続けております。
 四季折々に展開される湿原特有の景観美は、ときとして幻想的ですらあります。遥かな年月をかけて自然が造りなしたかけがえのない芸術に、尾瀬を訪れる人は感嘆の声をもらします。この湿原に被写体を求める人は少なくありませんが、私もこのすばらしい尾瀬に魅せられて通い続けたひとりです。今年ではや12年になります。
 このたび「創造ネット」会員となり、私の写真集「尾瀬-水の色 空の色 生命の色」の中から抜粋して、「創造ネット」ギャラリーに展示させていただききました。ご高覧の上、みなさまのご感想などいただけましたなら幸いです。
  
 昨年までの尾瀬撮影のことを書きますと、仕事を終えた週末の夜に自宅を出て、現地で朝を迎え、早朝から日が落ちるまで撮影します。かなりの強行軍ですが、年平均で20回は尾瀬に足を運びます。
 鳩待峠より川上川に沿って上田代、中田代、下田代へと歩みを進めるアプロ−チがほとんどですが、その道々で舞台の幕が序々に上がっていくように、湿原は変化に富んだ容貌を私の眼前に展開します。
 とくに、尾瀬の風景のなかでも、私が心を惹かれたのは川に沿って帯状に形成された「拠水林」と呼ばれる樹林帯です。貧栄養性湿原のため、樹木の成長にとって厳しい自然環境のなかで、それに耐え、長い時間を積み重ねて成長する拠水林の姿に生命力のすばらしさを感じております。
 私も、尾瀬保護財団友の会会員として交流をかさね、尾瀬のすばらしさを再認識して、撮影の姿勢を改めました。美しい写真さえ撮れればよいといった偏狭さも消え、湿原として残された自然環境を後世に伝えていく大切さにも目覚めました。今後も、人の手が加えられない自然の姿と生命を見つめて、撮り続けていきます。
 最後に、ささやかな私のホームぺージにも尾瀬の四季折々の写真を展示していますので、時折ご訪問していただきますようご案内申し上げます。
               2004年3月                 小松崎ミツオ

 ホームページはこちら→http://homepage3.nifty.com/ozemiru/

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