「つめくさ」の子どもたち

                 あらい がく プロフィール
 群馬県佐波郡東村在住
 写真歴
1992年 日本リアリズム写真集団入会と同時に本格的な写真活動を始める
1995年 写真展「保育所つめくさの子どもたち」開催(群馬・伊勢崎市民文化会館)
1998年 写真展「高校生」開催(東京・フォトスペースKOYO)
  同年 写真集「高校生」出版
2000年 二人展「育つ力・生きる力」開催(東京・文京シビックセンター)
   同年 写真集「育つ力・生きる力」出版(高橋弘氏と共著)
2002年 四人展「伊勢崎の店主さん」(東京・新宿ニコンサロン)
   同年 「伊勢崎の店主さん」出版(共著)

                     作者のコメント
 この「つめくさの子どもたち」は、私が本格的に写真活動を始めたときの最初の作品です。保育所「つめくさ」は妻の知人が始めた無認可保育所で、当時10名の子どもたちがいました。斉藤公子さんを代表とする人たちの保育実践を支持し、自らも斉藤喜博さんに鍛えられて教育実践を積んできた人が開設したものです。
 私は初日から図々しく子どもたちに接近して撮影をしていきました。目の前に迫っても、彼らは全然動じません。Xサインなど全くありませんし、私の存在そのものが目に入っていないかのようでした。紙芝居の物語の中に完全に入り込んでいたのです。また、給食の準備から片付けまで、年長者を中心に一人一人が自分の役割を果たす様は、まさに私にとって、驚嘆に値するものでした。給食のときには、私を皆の食卓に導いてくれたその優しさは忘れられません。
 あの子たちがどのように育っているのか、会ってみたい。
    2004年6月                                         あらい がく 

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