ワンポイントアドバイス

10.写真展を開くには?

写真をやるからには、発表しましょう
 
写真が趣味という人でも、ただ撮りためているだけで、発表はほとんどしないという人もいますが、写真の楽しみというのは、コレクションする楽しみではなく、写真で表現する楽しみですから、発表しなければ、ほんとうのおもしろさを味わうことはできません。
 写真展を開く場合は、メーカー系列のギャラリーをねらうのもよいのですが、少しハードルが高いので、喫茶店や公共の展示室での写真展から始めるのがよいでしょう。
 写真展をやりたいが、どのコマを選んで、どのように展示すればよいのか分からないという人は、「創造ネット」に入会してアドバイスを受けるか、「創造ネット」の会員が運営する「写真ネット」のアドバイスを利用してください。
 プロに見てもらうというのも、一つの方法ですが、プロの誰もが、作者の個性を大事にして適切なアドバイスができるとは限りません。一般的には、初心者は真似でよしとするプロが少なくないのです。よいアドバイザーを見つけるというのも大事な点です。
11.写真集をつくるには?
写真展より、写真集の方が反響は大きい
 印刷技術の進歩やシステムの合理化によって、写真集の出版が身近なものになりました。かつては、何百万円もの費用が必要でしたが、今では、安いものなら数十万円の費用で写真集の出版ができます。
 写真展は見に来てくれた人の反応しか分かりませんし、大きくマスコミにでもとりあげられない限り、反響も来場者の周囲に留まりがちです。写真集は、1冊が何人もの目に触れる可能性がありますし、普及の仕方によっては、時と場所を越えて、反響が大きく広がる可能性を持っています。地域や時間が限定される写真展より、マスコミにもとりあげられる確率が高く、現代の作品発表の手段として、写真集がたいへん注目されています。
 残念ながら、わが国では、写真集の出版で採算をとることが難しいので、プロの作品といえども、地味だったり、社会的な内容の写真集は商業的にあまり出版されなくなりました。そこで、最近は、プロもアマチュアも含めて、自費出版の写真集がたいへん増えています。自費出版専門の会社はたくさんありますが、写真集専門となると数少ないし、しかも、写真集編集の専門スタッフまで抱えている会社はほとんどありません。編集は、作者自身が行うか、知り合いのプロ写真家に依頼しているというのがほとんどのようです。
 作者自身の編集では、自分の作品の隠れた魅力や個性までを引き出して、表現豊かな写真集に仕上げるという点では限界があります。作者の思い入れが強すぎる場合が多いので、独り善がりになったり、稚拙な編集に陥りやすいのです。自費出版する場合、できれば、写真集編集の専門スタッフがいるところをおすすめします。
 また、最近はパソコンやインターネットが発達したので、ホームページやCD写真集という形での発表も注目されています。
「写真ネット」は、パソコンと写真集編集の専門スタッフがいる店です。何年か撮りためた作品がある人は、ぜひ、一度ご相談ください。撮りすすむためのアドバイスもいたします。相談は無料です。
現在、写真ネット.jp(photo-net.jp)は開設準備中です。                        
ワンポイントアドバイス・メニューへ

©「写真ネット」K.KOGA